ペットと一緒に暮らすと、その仕草や無邪気さを見ているだけで楽しくて癒されるものです。しかし実際に動物を飼うのは、例えば犬ならば朝晩の散歩や食事の準備が大変なことです。猫ならば防犯上の心配や、放し飼いにする場合には安全などがどうしても気になってしまいます。
ペットセラピーは心や体に疾患を抱えていたり、気分的に優れない時に動物と触れ合うことで、健康になるきっかけを作る両方になります。レトリバードッグなどの穏やかな大型犬がセラピードッグになることが多くあり、足の不自由で寝たきりの人や自閉症などの状態の人と一緒に過ごすことで、緊張や不安を取り除く効果があると言われております。
動物と人間は一緒に暮らしてきた歴史があり、ペットと触れ合うとオキシトシンという幸せを感じるホルモンが分泌されることが分かっているのです。この効果は病気の緩和などにも大変役立つことが徐々に分かってきたので、医療現場や介護現場では患者のために取り入れられている療法なのです。
今や犬はペットとしてとても人気の動物です。しかし、人間とは違い言葉を話せない上、病気を隠しがちということをご存じでしょうか?愛する大切な家族のために、いち早く気づき、いつまでも健康に過ごしてもらえるように知識を身に着けておくことがとても大切です。
そもそも、犬は本能的に病気の症状を隠す傾向があると言われており、これはかつて先祖が野生で暮らしていた名残と考えられています。つまり、敵に襲われないように怪我をしていても、体調が悪くても、本能的に隠す必要があったのです。
この様に、異変を気づくには日頃からしっかりとコミュニケーションを取ったり、毛の手入れをしてあげたりと常に気にかけておいてあげる必要があります。年を取っただけや食欲があるから大丈夫、と言っただけでなく、いつもなら呼んだらすぐに走ってくる、今日は名前を呼んでも反応が悪いといったことがあれば少し注意して様子を見ておく必要があるでしょう。
もし忙しくて中々そこまで見るのが難しいという方は写真や動画で記録しておくことをお勧めします。写真があれば、数か月前と今を見比べることで異変に気付くことも出来る上、獣医師に連れて行くときにとても参考になります。
ペットとは言え、大切な家族です。出来るだけ長い時間一緒にいられるよう日頃から健康に気を付けてあげてください。